福祉系の職業に就きたい方なら取得すべき社会福祉士の国家資格。社会福祉士の資格を持っていれば、福祉系の求人にスムーズに応募できる上、資格手当がもらえることから収入アップにも繋がります。
しかし、社会福祉士の受験資格は、福祉系大学を卒業(卒業見込み)した方や実務経験がある方など、必ずしも、試験対策に大幅な時間を割くことができない方が多いと思います。
こちらの記事では、効率の良い社会福祉士国家試験の突破方法について紹介します。
社会福祉士国家試験受験者のおすすめの勉強法について
まず過去問を確認することをおすすめします
社会福祉士国家試験合格のためには、過去問をまず確認してください。
過去問では、どのような問題がどの程度の量が出題されるのかわかりますので、試験の全体像がつかめます。
もちろん、社会福祉士国家試験では毎年の傾向が大幅に変わるという可能性は低いので、過去問を事前に確認していれば、試験本番で問題を解くペースなども変わらないことが大半です。
過去問を確認するのは、試験に必要な知識がない段階でも問題ありません。重要なのは、試験のことを少しでも把握することです。
過去問チェックから必要な参考書へアクセス
過去問を確認したのであれば、大学の友人や先輩、先生などの口コミの情報、インターネットの情報を参考に参考書を購入してください。
参考書は、多くの出版社から販売されていますが、口コミやインターネットの評判が高いからと言って自分に合っているものとは限りません。
もし、東京や大阪といった大都市近辺に在住の方であれば、紀伊国屋書店や三省堂書店といった大型の書店に行き、実際の参考書を確認することをおすすめします。
もちろん、Amazonといったインターネットの書店、メルカリやラクマで中古の参考書を購入するのも良いですが、参考書の中身を見ずに購入してしまうのは、ほとんどギャンブルに近いです。
社会福祉士国家試験では、幅広いジャンルから出題されますので、必要な参考書は数多くあります。
できれば、試験対策の効率化のため、必要な参考書は少ないのがベターですが、苦手分野がある場合は、その分野に特化した参考書も購入することをおすすめします。
参考書は少なくとも3周する
参考書を購入して学習するなら、少なくとも3周してください。
1周目はまず、全体的な参考書のイメージを掴んで、2周目は知識のインプット、3周目は抜けがないかの確認という使い方がベターです。
もし、試験対策が順調に進んだなら、時間が許す限り、4周、5周と繰り返してください。
人間の脳は忘れやすいようにできています。しかし、繰り返し学習することで、脳が知識を覚えるようになってくるので、時間が許す限り、繰り返しの学習は非常に有効です。
参考書での知識のインプットと同時に、「過去問アプリ」などで過去問を解く
参考書での知識のインプットと同時に、過去問を解いてください。
過去問は、少なくとも過去6年、できれば8年以上のものを解けば、試験の傾向が自ずとわかってきます。さらには、知識の抜けも把握できるので、必要に応じて参考書への振り返りも可能ですので、過去問を解くデメリットは全くありません。
もし、通学時間が長かったり、学校やアルバイトの休憩時間があれば、スマートフォンアプリの「過去問アプリ」を使った過去問チェックもおすすめです。
こちらの「過去問アプリ」では、スマートフォンならではの特性を活かした効率の良い学習が可能ですので、自宅や学校、図書館やカフェといったまとまった時間が必要な学習が不要となります。
もちろん、「過去問アプリ」で必要な学習が短時間で済んだのなら、趣味や休息の時間を設けることも容易となります。
本番の試験前には模擬試験の受験をおすすめ
社会福祉士国家試験では、幅広い分野の問題が長時間に渡って解く必要があります。
そのため、特に社会福祉士国家試験では集中力が求められます。これに加えて、体力も必要となります。
そこで、社会福祉士国家試験の本番の試験を受ける前に、模擬試験の受験を強くおすすめします。
模擬試験では、会場受験型の試験であれば、実際の社会福祉士国家試験と同様の時間・問題構成で試験が実施されるので、本番のシミュレーションとしてはかなり有効です。
もちろん、試験結果もわかる上、社会福祉士国家試験のプロが本番の試験を研究した “問題” も手に入るので、模擬試験の受験のデメリットもありません。
模擬試験受験後は、必要な知識の “抜け” を必ずチェック
模擬試験受験後は、社会福祉士国家試験で必要となる知識の抜けを必ずチェックしてください。
やはり、社会福祉士国家試験を受ける際には、満点を取る目標でないと合格がなかなか難しいかもしれません。
そのため、試験で必要となる知識は100%覚えるようにしないと、万が一、苦手な問題が多数出題されてしまった場合、残念ながら試験に不合格となります。
これらから、「過去問アプリ」や模擬試験の問題を流用したりすることで、知識の抜けをしっかりと頭にたたき込むのが重要です。
もし、時間があれば、英単語を覚えるときに使う単語集のようなものを自作するのも、効率の良い学習に繋がります。
勉強以外に忙しい福祉系大学生が社会福祉士国家資格を突破するにはスキマ時間の活用が有効
福祉系の勉強をされている大学生は、大学の授業以外にも、アルバイトやその他趣味などで、毎日が忙しい方も多いと思います。
もちろん、社会福祉士国家試験に合格したいけれど、勉強時間を最低限にしたい…と考えている方も多いはずです。
そのような方だけでなく、アルバイトや趣味に時間をかけたい方は、スキマ時間を活用した上で、効率の良い勉強を行うことを意識してください。
具体的には、通学の移動時間で、「過去問アプリ」で過去問の学習を行ったり、受講している方であれば、社会福祉士試験対策のオンライン講義のビデオを見ることも有効です。
さらには、まとまった時間が取れるときには自宅や自習室でしっかりと集中力を保った状態で、より多くの量の勉強が行えれば、この上なく最高です。
人間には誰にも24時間が平等に割り当てられています。極力、無駄な時間を作らずに、試験対策を行うことは非常にベターと言えます。
まとめ
社会福祉士国家試験は、試験対策に時間を要する試験であるため、しっかりと対策をしておくことが非常に重要です。
効率の良い学習と、知識の抜けがないようにすることが合格の鍵となってきますので、高校受験や大学受験の経験もかなり活きてくるのではないかと思います。
さらには、スキマ時間の活用をしっかりと意識した上で、効率の良い学習だと、福祉系大学生ならアルバイトや趣味の時間の確保にも繋がります。
ただし、試験に臨む際には、「合格点を取れれば良い」のではなく、「余裕のある点を取るべきだ」と思うことも非常に重要です。
もし、身近に社会福祉士の方がいれば、試験対策の話を聞くこともありかもしれません。やはり、社会福祉士国家試験は一人で受ける試験ですが、同じ試験を受ける同志との情報交換も有用です。