ビジネスマンを中心にJR東日本の駅に設置されている「STATION WORK」が人気です。
「STATION WORK」は、JR東日本が展開しているシェアオフィスサービスの名称で、駅ナカに設置されているボックス型オフィスは「STATION BOOTH」として展開されています。
料金が比較的高額なのはネックですが、緊急時のWeb会議や電車の待ち時間での利用に最適なサービスです。
もちろん、勉強目的でも利用も可能ですので、資格試験や入試当日の”悪あがき”としても使いやすいのが特徴です。
※こちらの記事では、「STATION WORK」ブランドで展開されている「STATION BOOTH」について解説しています。「STATION WORK」=「STATION BOOTH」と同義とお考え下さい。
STATION WORKってそもそも何?
STATION WORKは、日本人の働き方が変わってきたことから、JR東日本が始めたシェアオフィスサービスです。
主に、JR東日本の駅を中心にボックス型オフィスを展開したり、ホテルやコワーキングスペースと連携して一時的に仕事場として利用できるようなサービスを提供しています。
ボックス型オフィスの「STATION BOOTH」は、JR西日本エリアなどにも設置されていたり、首都圏・東北・上越エリアに留まらないサービス展開がなされています。
なお、JR東海では、東海道新幹線の駅を中心に「EXPRESS WORK」として同様のサービスを提供していますが、JR東日本の「STATION WORK」とは関係が一切ありません。
同業他社でも、東京メトロや東武鉄道の駅にも似たようなボックス型オフィスが展開されていますので、JR沿線ではない方もそちらも登録してみてください。
STATION WORK「STATION BOOTH」の使い方は?
事前予約・当日利用も可能
Webサイトから事前予約か、当日空きがある場合は交通系ICカード(Suica・PASMO)を持っていると利用できます。
事前予約は、2週間前から可能です。また事前予約にはクレジットカードが必要ですのでご注意ください。VisaやJCBのデビットカードもシステム上利用可能ですが、使えない場合もあります。
当日利用は、交通系ICカードでの決済となります。領収書は出ませんので、領収書が必要な方は、事前予約でご利用ください。
事前予約した場合は、スマホからQRコードの表示&Suica・PASMOでの入室
STATION WORKの「STATION BOOTH」を事前予約した場合は、スマートフォンからQRコードの表示やSuica・PASMOでの入室となります。
スマートフォンでのQRコード表示は、STATION WORK Webサイトからの表示となります。事前にSuica・PASMOを紐付けておけば、Suica・PASMOでの利用が便利です。
こちらは入退室の際に必要となりますので、スマートフォンもしくはSuica・PASMOはなくさないようにしてください。
当日利用は、STATION BOOTHに「空」の緑色ランプが点灯していれば利用可能
STATION BOOTHを当日利用したい場合、「空」の緑色ランプが点灯していれば、利用可能です。
その際には、交通系ICカードが必須です。支払いも交通系ICカードで行う必要がありますので、利用したい時間分の料金のチャージ残高が必要です。
ただし、利用できるのは1時間まで。予約が後に入っていれば、当日利用できる時間に制限がありますので、ご注意ください。
利用終了5分前に退出のアナウンスが流れます
STATION BOOTHの利用終了5分前に、自動音声で退出のアナウンスが流れます。
退出のアナウンスが流れたら、持参したタブレットやノートパソコンを片付けたり、荷物の整理をしたりすると、ちょうど利用終了時間に退出になるイメージです。
もし、仕事が終わらずに退出時間を過ぎてしまうことが想定される場合は、STATION WORKのWebサイトより延長予約の手続きを必ず行ってください。
STATION WORK利用時の注意点は?
アルコール以外の飲料の持ち込みは可能ですが、食べ物を食べるのはNG
STATION WORKのSTATION BOOTHでは、アルコール以外の飲料の摂取は可能です。お弁当などを持ち込んで食べることは原則としてNGです。
飲料はペットボトルやスターバックスなどのコーヒー、NewDaysで購入したコンビニコーヒーなど、アルコール以外であれば何でもOKです。蓋が閉まるかどうかは問われません。
ただし、STATION BOOTH内にはゴミ箱がありませんので、持ち込んだ飲料などのゴミは必ず持ち帰ってください。場合によっては、駅構内のゴミ箱が使えることがありますので、そちらに持って行けば確実です。
酒気帯びの状態での利用はNG
STATION BOOTHでは、酒気帯びの状態での利用は禁止です。こちらは、利用ルールに定められているため、厳守してください。
STATION BOOTHはもちろんコンセント・Wi-Fiがあります
STATION BOOTHには必ず、利用者が自由に使えるコンセント・Wi-Fiが設置されています。
Wi-Fiの設定を一度行ってしまえば、違う駅などのSTATION BOOTHに行っても、Wi-Fi接続の再設定を行わなくても利用できるようになります。
基本的には、携帯電話回線を元にしたWi-Fiですが、十分な速度が出るため、Web会議はもちろん、オンライン英会話やオンライン講義の動画視聴にも対応可能です。
もちろん、時間制限などは一切ありませんので、STATION BOOTH利用時は、すべて利用できます。
まとめ:STATION WORKはWebサイトから事前予約をおすすめ
STATION WORKは、ビジネスマンを中心にかなり人気のサービスです。そのため、平日は新宿・池袋・東京駅・品川駅のSTATION BOOTHは予約で一杯になっていることはよくあります。
もし、平日にSTATION BOOTHを利用したい場合は、事前予約を行うことをおすすめします。また、土日祝日も、利用者もそこそこいますので、休日に行われる資格試験の日程が決まっている場合などは予約しておくのがベターです。
しかし、STATION BOOTHの料金は比較的高めの設定となっていますが、カフェなどではできないオンライン英会話も気兼ねなくできますし、仕事だけでなく勉強目的での利用はかなりおすすめです!
ビューカードをお持ちなら、ビューカード決済でJREポイントの還元率も増加するため、そちらもご利用ください。
電車の待ち時間にも使えますし、工夫次第で様々なことができるSTATION WORKには期待です!