第26回ケアマネ試験の合格ラインを検証しました。

皆様、お疲れさまです。解答速報により、多くの方が、自己採点を行ったと思います。

前半にいくつか難しい問題もありましたが、後半は比較的、点数の取れた方が多かったのではないでしょうか。

あまり出題歴のない時効の問題に戸惑われた方もいるかと思いますが、相談援助の問題などは比較的簡単なものが多かったように思います。制度の隙間を問うような問題がいくつかあり、検索してもなかなか情報に辿り着けない問題もいくつかありました。

ケアマネ試験の合格基準点と合格率（合格者数／受験者数）

過去15回の合格基準点の平均点は、14.5/23.7

過去15回の合格率の平均は、18.3%

公式の合格基準と合格率

介護支援専門員実務研修受講試験合格基準

「介護支援分野」及び「保健医療福祉サービス分野」のそれぞれの得点が、合格点に達している者を合格とする。

1　配点は1問1点である。

2　介護支援分野、保健医療福祉サービス分野ごとに、正答率70%を基準とし、問題の難易度で補正した。

25点の70%は、17.5点

35点の70%は、24.5点

整理すると、

介護支援分野で17.5点以上とっていること。

保健医療福祉サービス分野で24.5点以上とっていること。

これが公式の合格基準となります。

合格ラインの検証結果は、介護支援分野が16点、保健医療福祉サービスは26点。

ケアマネ試験の過去10年分を見ると、

介護支援分野の点数の幅は、13点から18点。

保健医療福祉サービス分野の点数の幅は、22点から26点

合格率の幅は、10.1%から23.3%。

過去10年分の統計から見ても、点数にばらつきは少ない方ですが、合格率についてはばらつきがあります。このことから、合格率による補正よりも、点数を優先していることがわかります。

合格点の検証は、昨年度の問題との難易度で検証したいと思います。昨年度は、合格基準点が18点と26点で過去最高の点数となっています。

今年度は、時効の問題や制度間の問題がいくつかあり、そのあたりで得点できない可能性も感じました。

介護支援分野については、昨年よりも難しいと感じており、保健医療福祉サービス分野については、同じくらいの難易度と感じています。

結果として、予想できるのは、

介護支援分野の点数の幅は、15点から17点。真ん中をとると、16点。

保健医療福祉サービス分野の点数は、昨年と同じ26点。

介護支援分野が16点、保健医療福祉サービスは26点となります。

もちろん、受験者の点数の取得率で調整されるとは思いますが、一つの目安にしていただけると幸いです。

ケアマネ　第26回試験問題と解説

こちらのアプリには、令和5年10月8日（日）に実施された、ケアマネ試験の問題と解説を掲載しています。来年度の受験に向けて活用していただけると幸いです。

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合格発表は12月4日(月)午前10時00分〜

ケアマネについては、昨年は12月4日に郵送で発送されます。都道府県によりホームページ上に公表される場合もあります。

こちらの（公益財団法人）社会福祉振興・試験センターから、各都道府県のホームページにリンクされています。都道府県によっては、ケアマネ試験の合格者の受験番号が公表されます。その後、合格証書とともに実習に関する必要な書類が送付されます。

（公益財団法人）社会福祉振興・試験センターのホームページ