大学受験で有名な “和田式” を、国家資格などの資格試験対策へ応用してみましょう!

おすすめの学習方法

大学受験を経験された方なら、一度は聞いたことがある「和田式」。

これは、精神科医の和田秀樹氏が考案した大学受験の勉強法で、古くから、多くの大学受験生に支えられたものとなっています。

特に、和田式は、大学受験だけでなく、工夫次第で、国家資格試験の試験対策としても有効です。こちらを応用して、効率よく短時間で合格点を取れるよう工夫してみてください!

和田式学習法を応用した資格試験対策とは?

基礎をおろそかにはしないように

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和田式でも提唱されているように、基礎をおろそかにはしないようにすることが、試験合格への鍵となります。

大学受験における和田式では、高校生でも中学1年生のレベルから復習することも場合によっては必要であるとしているように、ある程度、大学などで特定の資格試験対策をしている場合でも、基礎に戻ることも必要となります。

もちろん、場合によってはプライドで基礎から戻るのを躊躇することもあるかもしれませんが、基礎ができなければ、応用の問題は解くことができません。

特に、TOEICや英検では、基本的な単語や文法がわからなければ、難しい文法問題も解けませんし、当然ながら、長文問題も解けません。

基礎をおろそかにしては絶対にいけません。

資格試験に沿った正しい学習法をすれば大丈夫

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和田式では、大学受験の場合、満点を取るのではなく、合格最低点を取れるように最低限の学習を行うように工夫します。特に、東京大学なら、東京大学の入試に沿った正しい勉強法、早稲田大学なら早稲田大学の入試に沿った正しい学習法というように、自分の志望校の試験に沿った勉強法を行うようにします。

これを資格試験に応用すると、ケアマネジャーの資格試験なら、ケアマネジャーに特化した勉強、介護福祉士なら介護福祉士に特化した勉強となります。

これは当たり前のことかもしれませんが、大学で幅広い勉強をしているとなると、この発想は案外気づきにくいことも考えられます。

しかし、資格試験は合格最低点を取れば合格となりますので、満点を取ることは全く必要がありません。

もちろん、試験は満点を取る心構えは必要ですが、あくまでも我々は人間ですので、ミスや記憶忘れも想定されます。そのため、過去問を事前に確認し、どのような問題が出題されるのかどうかをしっかりと把握した上で、適切な学習をすれば、試験に合格する確率も自ずと高まります。

“タイパ”を重視した効率の良い学習法が必要

国家資格だけでなく、TOEICや英検、その他の様々な試験対策でも、やみくもに時間をかけてだらだらと勉強するのはよくありません。

和田秀樹氏は、”量”で勝負しようとせず、自分に合わせてメリハリをつけることも重要としています。

やはり、資格試験でも、人によって適切な学習法は異なってきますので、定期的に模擬試験を受けるなどして、自分の得意科目や不得意科目を客観的に把握しつつ、適度に学習法を工夫することも必須です。

もちろん、だらだらと勉強するのは時間の無駄にもなりますので、”タイパ”(タイムパフォーマンス)を重視して学習することも必要です。

効率よく勉強して確保した空き時間で、自分の好きな趣味の時間に充てることができれば、精神衛生上も息抜きとして良いですし、場合によっては、さらに勉強することも可能です。

過去問を解くときにわからなければ答えを見ることも必要

和田式では、数学の問題を解くときに一定時間考えても解答が思い浮かばない場合、解答をすぐに見ても良いとしています。

これは、学習の時間ロスを防ぐための手段で、”タイパ”を重視した施策となります。

もちろん、資格試験の過去問を解く際にも、一定時間考えても解答がわからない場合は、すぐに答えを見ることは非常に有効と言えます。

解答がわからない状態でだらだらと答えを考えていても、時間の無駄です。試験勉強ではすぐに解答を見ることで、どの部分をどうすれば解答に導けるのかも自明となります。

もし、わからない状態で解答を見ることがあった場合、必ず、メモなどで記録しておくことも必要です。今後、また同じようなことがあった場合も、効率の良い対策も可能です。

数学の問題は暗記ということで考えてください

こちらの参考書を使ったことがある方も多いはずです

公務員試験などで数学の問題があった場合、こちらは基本的に暗記で対応できるということで考えてください。

数学の問題は、ある程度のパターンが決まっていることがほとんどです。数冊程度の参考書で問題のパターンさえ覚えてしまえば、本番の試験でしっかりと回答できます。

和田式では、大学受験の数学の試験において、「チャート式」を推奨していますが、資格試験などでも、「チャート式」に近いような参考書を選べば問題ありません。

もちろん、資格試験や公務員試験などによって適切な参考書は異なってきますので、各自で書店にて一番良さそうな参考書を選んでください。

ただし、インターネットで推奨されているおすすめの参考書を事前に中身を確認せずに購入することはあまりおすすめできません。可能であれば、大型書店に足を運ぶことをおすすめします。

資格試験でも応用できる和田式の本について

新・受験勉強入門勉強法マニュアル

和田秀樹氏の受験対策本として人気の「新・受験勉強入門勉強法マニュアル」。

こちらは大学受験の学習法として解説されていますが、英検・TOEICなら、英語の学習法、介護福祉士やケアマネジャーなどは、理科や社会といった科目の学習法を参考にすれば、自分にあった学習法も見つけられます。

やはり、大学受験の試験対策と資格試験対策は共通点もありますので、こちらを参考にすれば、効率の良い学習も十分可能です。

もちろん、時間がない方は、特定の科目の部分だけ読めば問題ありませんが、なるべくこの本はすべて読むことをおすすめします。違う科目のことでも、自分の試験対策に役に立つことが書かれているかもしれません。

和田式勉強のやる気を作る本

勉強のやる気を作る方法などを発見するには、「和田式勉強のやる気を作る本」も読んでみてください。

最新の脳科学に基づいたノウハウが多数掲載されていますので、高校生のみならず、社会人の方でも役立つことも多数記載されています。

やはり、資格試験も”やる気”をうまく喚起できれば、”タイパ”の良い学習も可能です。

まとめ

公務員試験なら、畑中敦子さんの参考書もぜひ

精神科医の和田秀樹氏が考案した大学受験の試験対策方法は、資格試験対策にも流用可能です。

特に試験対策のやる気創出方法などは、資格試験対策と共通する部分が大半な上、基礎を大切にする学習は、英検・TOEICなどにもかなり重要です。

公務員試験などで数学の問題が出される場合は、暗記で対策することもできますので、こちらも意識してみてください。

やはり、今は”タイパ”と呼ばれる適切な言葉がある通り、試験対策は効率の良い学習がかなり必須です。空いた時間は、自分の好きなことができるようにすれば、精神衛生上もかなり良いので、和田式を利用して試験対策をしてみてください。