皆様、お疲れさまです。解答速報により、多くの方が、自己採点を行ったと思います。
新カリキュラムの影響からか、いくつか難しい問題もありましたが、比較的、点数の取れた方が多かったのではないでしょうか。
午前中が難しく、午後に点数がとれたという言葉をいただいており、他の方も同様の印象を受けたと思います。これには、カテゴリの順番が変わったことが影響していると思います。
カテゴリ順の変更により、もともと難しい言葉が多い、「社会の理解」や「こころとからだのしくみ」、「発達と老化の理解」や「医療的ケア」などの科目が午前中に集まりました。結果として、午前中が難しいという評価になったと思います。
午後には、比較的、点数のとりやすかった「介護の基本」や「コミュニケーション技術」、「生活支援技術」や「総合問題」が集まったことで、午後の方が文章で解ける問題が多くあったと思います。
介護福祉士の合格基準点と合格率(合格者数/受験者数)
開催日 | 合格基準点 | 合格率 | 合格者数/受験者数 |
第34回(2022年1月30日) | 78点/125点 | 72.3% | 60,099/83,082 |
第33回(2021年1月31日) | 75点/125点 | 71.0% | 59,975/84,483 |
第32回(2020年1月26日) | 77点/125点 | 69.9% | 58,745/84,032 |
第31回(2019年1月27日) | 72点/125点 | 73.7% | 69,736/94,610 |
第30回(2018年1月28日) | 77点/125点 | 70.8% | 65,574/92,654 |
第29回(2017年1月29日) | 75点/125点 | 72.1% | 55,031/76,323 |
第28回(2016年1月24日) | 71点/120点 | 57.9% | 88,300/152,573 |
第27回(2015年1月25日) | 68点/120点 | 61.0% | 93,760/153,808 |
第26回(2014年1月26日) | 68点/120点 | 64.6% | 99,689/154,390 |
第25回(2013年1月27日) | 69点/120点 | 64.4% | 87,797/136,375 |
第24回(2012年1月29日) | 75点/120点 | 63.9% | 88,190/137,961 |
第23回(2011年1月30日) | 71点/120点 | 48.3% | 74,432/154,223 |
第29回以降は、実務者研修の修了が受験資格となったので、受験者が減少し、実技試験が免除となったため、合格率が上がっています。
参考値としては、過去6年分を集計しました。
過去6年の合格基準点の平均点は、75.6点
過去6年の合格率の平均は、71.6%
過去6年の合格基準点の平均 | 過去6年の合格率の平均 |
75.6点/125点 | 71.6% |
公式の合格基準と合格率
介護福祉士国家試験合格基準
次の2つの条件を満たした者を筆記試験の合格者とする。
ア 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
イ アを満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。
125点の60%は、75点なので、
整理すると、
すべての科目において、1点以上とっていること。
75点以上とっていることが、公式の合格基準となります。
ここから第35回介護福祉士国家試験の合格ラインの検証
検証の方法は、過去6年の問題を対象に、自分の点数と基準点を比較しています。
過去6年の場合、介護福祉士の場合は、
合格基準点は72点から78点。
合格率は69.9%から73.7%。
35回の問題は、今までで一番点数をとれてしまったため、
過去6年の合格基準点を参考にすると、一番高い78点が有力となります。
結果として、予想できるのは、78点前後になるのではないでしょうか。
合格ラインの検証結果は、78点前後。
もちろん、受験者の点数で決まるので、前後するとは思いますが、一つの指標にはなると思います。
アプリを通してやりとりしている感触では、みなさん、かなり勉強しているように感じます。
85点以上とれていれば、おそらく大丈夫です。
78点前後は、油断できない点数だと思いますが、あきらめるには早いかと思います。
補足として、僕自身、受験後は、アプリ開発時に問題を解きながら、解説を記述しています。点数は、その際に記録している点数です。
アプリ開発を通して、精神保健福祉士の問題を解いたり、ケアマネを受験したりと、幅広く学習する機会は得ております。今のところ、合格ラインはクリアしていますので、参考にしてもらえたらと思います。
介護福祉士 2023年度 試験問題と解説
こちらのアプリには、2023年1月29日(日)に実施された、介護福祉士国家試験の問題と解説を掲載しています。来年度の受験に向けて活用していただけると幸いです。
新カリキュラムへの対応や、問題の順番の変更など、新しい試験内容に合わせて調整しています。
10年分の過去問に、2回分の模擬試験を掲載しています。成績の分析や、付箋機能など、試験に欠かせない機能が使用できます。無料版と有料版を用意していますので、広告掲載が気になる方は、買い切り版の有料版をご活用ください。ひとまず、無料版で試してもらえると助かります。
正式発表は3月24日(金)14時〜
こちらの試験センターのホームページに「国家試験合格速報(合格者の受験番号)」、「合格基準点及び正答」が掲載されます。
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 介護福祉士国家試験のお知らせ
結果通知は、令和5年3月24日(金曜日)に東京から発送します。なお、結果通知は、普通郵便の封書またははがきです。