高校・大学受験や資格試験で複数の科目に渡って問題が出題される試験では、休憩時間が設けられていることがあります。
多くの方は、休憩時間中でも、参考書を持参して試験の悪あがきをされている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、この悪あがきは、良い点もあれば、悪い点もあります。
筆者の意見としては、休憩時間中は、無理に参考書を読んで悪あがきをするよりも、しっかりと脳を休めて試験中に集中力を落とさないことが重要だと考えています。
やはり、本番の試験で点数が取れなければ、悪あがきをいくら行っても意味がありません。結局は、試験の点数で合否が決まるのです。
そのため、休憩時間中にしっかりと休憩をするのも、試験対策と言っても過言ではありません。
もちろん、試験対策の勉強をギリギリまで行いたい気持ちもわかりますが、しっかりと適切な休憩方法で休憩を取って、試験では最高のパフォーマンスを発揮してください。
本番の試験中の適切な休憩方法とは?
トイレには必ず行く
試験中の休憩時間には、必ずトイレに行ってください。
試験中にもトイレに行けますが、トイレに行っている時間も試験時間に含まれるので、大幅なタイムロスになりますし、試験中の尿意・便意の我慢は、集中力の低下からケアレスミスに繋がります。
とにかく、休憩時間中にトイレに行けば、このような試験中のトラブルは一切ありませんので、尿意などがなくても、必ずトイレに行ってください。
人間の体は、急にトイレに行きたくなることもあります。なかなかトイレに行きたくなるタイミングを予測するのは難しいので、予め休憩時間中にトイレに行くことは、試験合格に非常に重要です。
ただし、試験によっては、試験中にトイレに行くことができないケースもあります。こちらは、試験会場にて確認してください。
飲み物をしっかりと飲む
休憩時間中には、飲み物も予め飲んでおくことも重要です。
お茶やお水を事前に飲んでおけば、試験中の喉の渇きにも対応可能です。試験中は、水分を取ることがNGですので、十分な水分補給は、夏場の試験の場合は、熱中症対策にもなりますし、冬場は喉の乾燥もある程度防げます。
もちろん、缶ボトルなどのコーヒーも、眠気覚ましとしては有効ですが、カフェインに弱い方などは、トイレに行きたくなってしまうリスクに注意してください。
可能であれば、試験前に飲み物は多めに持ち込んでおくといいでしょう。コンビニでも多くの種類のドリンクがあるので、なるべく複数の種類の飲み物を選べば、休憩時間中の楽しみにもなります。
可能であれば、甘いものを食べる
あまり注目されていませんが、試験の休憩時間中には、甘いものを食べるのも重要です。
糖分は脳へのエネルギー源です。試験では、脳をフル稼働させるため、どうしても集中力や思考力が落ちてしまうことがあります。しかし、甘いものを食べておけば、少なくとも集中力・思考力の低下をある程度抑えることは可能です。
セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニで売っているようなコンビニスイーツも良いですが、試験の休憩時間中に簡単に食べられるように、板チョコレートやキットカットのようなものでも十分おすすめです。
昼食時間を挟む試験であれば、お弁当とセットでデザートとして甘いものを食べることもありかもしれません。
試験の休憩時間中の悪あがきを極力避けるべき理由について
試験の休憩時間中の悪あがきは極力避けることをおすすめします。もちろん、確認しておきたい事項があるのは誰もが思うことですが、場合によっては、せっかくの休憩時間が無駄になることも考えられます。
休憩時間は脳を休める貴重な時間だから
休憩時間は、試験問題を解かなくても良い時間です。基本的には、スマートフォンで家族や友人と連絡を取り合ったり、音楽を聴いたり、食事ができたりと自由に過ごせます。
そこで休憩時間の間に好きなことをやると、息抜きになる上、脳を休ませることが可能です。
やはり、人間の脳はずっと集中力を持たせることは難しく、適度に休ませないと、脳のパワーを100%発揮するのは無理です。
もちろん、試験時間中に問題が解けなければ、不合格となってしまいます。せっかくの試験対策が、休憩時間中の悪あがきでうまく活かせなかったら意味がありません。
どうしても、試験で出題される気になる問題の復習を軽くする程度なら問題ありませんが、休憩時間をフルに使って、悪あがきを行ってしまうことはおすすめできません。
トイレに行く時間がなくなってしまうから
試験会場ではトイレが用意されていますが、数に限りがあります。特に、女性の受験が多い試験であれば、女子トイレが混雑してしまい、トイレを利用するのに時間がかかってしまう恐れがあります。
もし、トイレに行くことができなければ、尿意などがもし試験中に発生してしまえば、集中力の低下にも繋がる上、試験中のトイレは、試験時間の損失にも繋がります。
悪あがきで休憩時間をフルに使ったのにもかからず、トイレに行くことができず、尿意などで試験中にトイレに行くのはおすすめできません。
試験によっては、数分の損失でも、合否に大きく影響してしまいますので、試験の際には休憩時間中にまずトイレに行ってください。
休憩時間中の食事について
休憩時間中の食事は、なるべく軽めですぐ食べ終わるものをおすすめします。
男性の場合は、ラーメンなどヘビーなものを満腹になるまで食べたいと思いますが、満腹の状態で試験が開始すると、眠気が襲ってきたり、満腹感で試験に集中できないことも考えられます。
休憩時間中には、家族に作ってもらったお弁当も食べるのも良いですが、コンビニなどでおにぎりやサンドウィッチなどすぐ食べ終わるものを購入して食べれば、休憩時間中に食事以外のことができますし、試験中の眠気対策にも有効です。
もし、試験会場の外に外出できる場合も、飲食店が混雑していて、食事を取るのに時間が思っていたよりもかかることも考えられます。
どちらにしても、コンビニなどで軽いものを持参して、休憩時間中に食べるのがベストです。
まとめ
試験本番に、休憩時間中の悪あがきなどで集中力を切らしてしまっては意味がありません。やはり、試験対策には時間をかけて行っているので、休憩時間中にしっかりと休憩できなければ、せっかくの努力も水の泡です。
そのため、休憩時間には極力悪あがきを避けて、家族や友達と連絡をスマホで取り合ったり、音楽を聴くなど好きなことを自由にすべきです。
やはり、試験時間中には最大パフォーマンスを発揮できることが、試験合格の鍵となります。しっかりと休憩を取った上で、脳を休ませて、合格を勝ち取ってください!