介護福祉士国家試験受験の心構えとは?効率の良い回答方法なども解説

介護福祉士

介護福祉士国家試験では、午前と午後で、それぞれ1時間50分という限られた時間で、数多くの問題を解く必要があります。

実務経験ルートで受験される方は、介護福祉士国家試験は学生以来の試験となる方もいらっしゃると思います。

試験は、事前の準備やメンタルケアをしっかりとすることで、試験にブランクがある方でも問題なく合格に近づくことができます。

受験前に行いたいことについて

過去問アプリなどでしっかりと過去問に触れる

介護福祉士国家試験受験前には、過去問アプリでしっかりと過去問に触れることが重要です。

大学受験などでも、過去問を制するものは試験を制するといったようなことが、河合塾や東進ハイスクールなどの予備校含めて、語られています。

これは、介護福祉士国家試験でも当てはまることです。

実際、過去問を繰り返し解くことによって、どのような問題が出題されるのかも自ずとわかるようになりますし、解答時間の短縮効果も期待できます。さらには、知識の抜けのチェックにも使えますので、過去問を解くことにはデメリットは一切ありません。

実務経験ルートで受験される方は、勉強時間の捻出が難しい方もいらっしゃるかもしれません。

その場合、スキマ時間で過去問アプリを使って勉強しておくのがベターです。

可能であれば、模擬試験を受験

介護福祉士国家試験は、合計3時間40分の長時間の試験です。試験に慣れていない方がいきなり受験すると、解答時間が間に合わず、試験問題をすべて解くことができなかったり、そもそも、集中力が持たないこともでてきます。

そのため、可能であれば、介護福祉士国家試験の模擬試験の受験を強くおすすめします。

模擬試験では、実際の試験時間・試験内容で受験ができますので、本番のシミュレーションとしては非常に最適です。

もちろん、解答解説集も配布されますので、本番のシミュレーションだけでなく、知識の抜けや不備もしっかりとわかるようになります。

もし、模擬試験を受験するのであれば、会場受験がベターですが、難しい場合は、在宅模試でも大丈夫です。

試験前には十分な睡眠を

試験が近くなってきたら、必ず、睡眠時間をしっかりと確保してください。

やはり、睡眠時間を削ってまで追い込みの勉強をしていても、本番で睡眠不足で力を出し切れなければ意味がありません。

酷かもしれませんが、介護福祉士国家試験に限らず、試験は当日の結果が出なければ、これまでの努力は全く考慮されません。

そのため、試験前には、十分な睡眠を取った上で試験に臨むことをおすすめします。

また、自宅から試験会場まで遠い方は、ビジネスホテルに泊まる選択肢も検討してください。やはり、朝早く自宅を出て試験会場に行くとなると、十分な睡眠を取れない恐れもあります。

試験会場には昼食の持参をおすすめ

試験会場には、昼食の持参をおすすめします。

介護福祉士国家試験では、休憩時間中の外出が可能となっていますが、試験会場近くの飲食店が混雑したり、近くのコンビニでお弁当が売り切れたりするリスクもあります。

そのため、予め、午前中の試験の前にコンビニで食料品を購入したり、自宅からお弁当を持参することをおすすめします。

ただし、自宅で作ったお弁当を持参する方は、極力、家族に作ってもらうことも重要です。朝早く起きて自分でお弁当を作ることは、無駄な体力を使ってしまい、試験中に最高のパフォーマンスを出し切れないこともあり得ます。

普段は、自分でお弁当を作っている方も、本番の試験だけは、コンビニなどで食料品を買って食べることを強くおすすめします。

もちろん、コンビニでコーヒーをついでで買って、試験前の緊張をほぐすのもありです!!

可能であれば、試験会場に使っているすべての参考書を持ち込む

介護福祉士国家試験を受験される方は、可能であれば、試験会場に使っているすべての参考書を持ち込んでください。

理由としては、試験前の空き時間に、対策ができていないなど気になる分野の復習を軽くしたいなどのケースがあるからです。

一部の参考書を持ってきていない場合、もし試験前に不安な点があった場合に、確認できない場合は、試験中も気になってしまいます。

試験会場での休憩時間も、適度に休憩すべきですが、できるだけ暗記ものなどは、直前まで復習する必要があります。少しでも気になる事項があれば、すぐに確認できるように、参考書があると助かります。

試験中に気をつけたいこと

試験問題は試験時間の7割を目処に解答

介護福祉士国家試験はマークシート形式で実施されます

介護福祉士国家試験では、試験問題の解答は試験時間の7割を目処に解答してください。

やはり、試験問題を解くに当たっては、介護福祉士国家試験では、マークシート形式で実施されますので、わからない問題が出た場合は、スルーするなどの工夫も必要です。

もちろん、すべての問題を解けるのが理想的ですが、難易度の高い問題も出ますので、試験対策に時間をかけた方でも解けない問題が出てくるのは仕方がありません。

なるべく、試験後半では、問題の見直しができるような時間配分を意識すべきです。

必ず解答の見直しを実施

介護福祉士国家試験では、必ず解答の見直しを行ってください。どの選択肢を選んだか、わかるようにマークをしておいてください。このマークがあることで、見直しがスムーズにでき、解答速報との答え合わせが可能となります。

特にマークシートの塗り間違えは要注意です。せっかく、正しい解答ができていても、マークシートでの解答順序がずれていれば、得点にはなりません。

解答の見直しでは、マークシートを正しく塗れているか、正しい解答ができているかなどの確認が重要です。

もちろん、試験問題を解くだけで試験時間が終わってしまった場合は仕方がありませんが、時間が余ったなら、必ず解答の見直しが必須です。

休憩時間は適度に休むことが重要

介護福祉士国家試験では、午前と午後にわかれて試験が実施されるため、途中に休憩時間として2時間近い空き時間が設けられています。

介護福祉士国家試験の対策に力を入れてきている方であれば、直前まで追い込みを行いたいと考えることもあるかもしれません。

しかし、人間の集中力には限りがあります。さらには、試験は体力勝負の一面もありますので、適度に休憩し、まとめておいた暗記ものなどを中心に、最後の確認をすることをおすすめします。

休憩時間は、ゆっくりとご飯を食べたり、スマートフォンで音楽を聴いたりと、リラックスをすることも重要です。

まとめ

介護福祉士国家試験だけでなく、ほとんどの試験では、当日にどの程度問題が解けたによって合否が決まります。もちろん、勉強をしてきた過程も大事ですが、合格できなければ意味を持ちません。

そのため、試験では最高のパフォーマンスを出せるように、しっかりと体力的・メンタル的にも調整すべきです。

その上、極力お金がかかったとしても、ビジネスホテルに泊まったり、コンビニで食料品を購入して持ち込むことも重要です。

やはり、介護福祉士国家試験は1年に1回しか行われませんので、1度不合格となってしまうと、1年ブランクが空きます。

可能であれば、介護福祉士国家試験では、試験対策にお金を使うことを惜しまないことが重要です。